害獣・害虫の収録一覧

ヌートリア
ヌートリアは、哺乳動物の一種で、学名は "Myocastor coypus" です。ヌートリアは、特徴的な外見を持つ動物で、主に南アメリカ原産ですが、世界中で分布しているため侵略的外来種としても知られています。以下に、ヌートリアに関する基本的な情報を提供します。

●特徴
・ヌートリアは、体長約40?60センチメートル、尾の長さが約30?45センチメートルの中型哺乳動物です。
・外見はビーバーやカピバラに似ており、水辺で見かけることが多いです。
・毛皮は柔らかく、一般的には茶色や灰色をしています。
●生息地
・ヌートリアは、もともと南アメリカの沼地、湿地、河川、湖沼地帯に生息していましたが、人間の影響により世界中に広まりました。
・現在では、北アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど多くの地域に分布しています。
●生態
・ヌートリアは、主に水辺に生息し、水生植物や木の皮、果実、昆虫などを食べます。
・穴を掘ったり、浮き草に巣を作ったりすることがあります。
●人間との関係
・ヌートリアは、毛皮が高く評価されるため、過去に毛皮狩猟の対象とされていましたが、現在は種の保護や倫理的な観点から規制があります。
・一方で、生態系への影響が大きく、特に侵略的外来種として生態系への悪影響が懸念されています。

ヌートリアは、生態系への影響や毛皮の利用に関連する問題があり、その管理と保護が重要な課題となっています。



ぬかえび（糠蝦）
一般的に日本で用いられる言葉で、米糠から発生する蚊の幼虫を指します。米糠は、米を精米した際にでる外皮や糠の部分であり、この糠に含まれる水分があると、蚊の幼虫が発生することがあります。
蚊は水たまりや湿地など水のある場所で卵を産み、その後幼虫（ラーヴァ）の形で発育します。米糠に含まれる水分があると、そこに蚊の卵が産まれ、幼虫が発育する可能性があります。このような状態で糠から蚊が発生することから、「糠蚊」と呼ばれています。
糠蚊が発生するのを防ぐためには、米糠を適切に処理したり、保管したりすることが重要です。また、水たまりや湿地を適切に管理することも蚊の発生を防ぐ上で重要です。