ネズミとは
ネズミの名前は、ネズミのほとんどが夜行性で人間が寝ている隙間に食料を食べることから「寝てる」・「盗み」の語呂合わせが転じて「ネズミ」という名前になったと言われています。繁殖力が旺盛であらゆる場所で生息しています。
ネズミの前歯は、一生伸び続けるので常に何か硬いものをかじって前歯をすり減らす習性があります。もし硬いものをかじらないまま放置していたら伸びた前歯で口を塞ぐので食べ物が口に入らなくなる餓死してしまいます。生きるために固いものを噛む習性上、屋内に侵入したネズミは柱や壁などを噛み建物が破損して志う原因になっています。また、電気コードや水道管も噛んで破損させてしまって漏電や破裂などを起こすことがあります。最悪の場合では、火災の原因ともなっているので火災が起きた現場検証では、ネズミも出火の原因として疑われている現実もあります。
ネズミのほとんどの種類が、丸い耳・とがった鼻先・長い尻尾といった特徴がありますので外観から種類を見分けることが困難となります。
ネズミの害
ネズミの前歯は死ぬまで伸び続けます。その為、ネズミは常に固いモノをかじる習性があります。食べ物をかじるだけではなく建物の柱や壁。あるいは、電気配線や水道管を齧って経済的な被害があります。そして、電気コードを齧ってショートしてしまったら火災の原因になることもあります。またダニや寄生虫、病原体の媒介としてもしられています。
衛生的被害
● 鼠咬症による発疹や頭痛、関節痛
● し尿による食中毒、赤痢、チフス、ワイル病
● 寄生したダニによる発疹熱
● 寄生したノミによるペスト、発疹熱
● 寄生したツツガムシによるツツガムシ病
● 悪臭・騒音などによる不快感、不眠
ねずみによって汚染されたものに対する不潔感
都市機能の被害・経済的被害
● 家財 : 衣類、家具
● 食物 : 野菜類、魚介類、肉類などの雑食
● 農作物 : 苗や収穫前の作物など
● 造林 : 木の根や樹皮をかじり苗木や樹木に影響ができる
● その他 : 水道配管や電気配線をかじり破損や漏電による火災、停電、堤防に穴を開けるなど
その他 ヘビやイタチ等の捕食動物の屋内などに侵入し二次的被害の原因となります。また、繁殖力がすごく屋内で見かけたら早めに捕獲しないと増殖しつづけます。
イエダニについて
ネズミの体には、イエダニやノミなどが常に寄生しています。ネズミが死んで血を吸う相手がいなくなると別の動物に移動し人の血を吸うこともあり、それが原因で皮膚炎を発症します。腹部や太ももからの吸血が多く特に冬場に被害が多く起きています。
ねずみの種類
世界には多くのねずみの種類が存在しています。以下に、代表的なねずみの種類をいくつか挙げてみます。
●家ネズミ
世界中に生息するねずみで、人間の生活に密接に関わっています。体長は10?20cm程度で、体色は茶色や灰色が多いです。
●ドブネズミ
都市部や田舎など、さまざまな場所に生息しています。体長は15?25cm程度で、灰色や黒色が多いです。
●ハツカネズミ
日本原産のねずみで、主に森林や草原に生息しています。体長は10?18cm程度で、体色は茶色がかった灰色です。
●カワラネズミ
日本原産のねずみで、河川や湿地などに生息しています。体長は8?10cm程度で、体色は茶色がかった灰色です。
●ハンミョウ
アフリカ原産のねずみで、体長は25?45cm程度あり、夜行性の大型ねずみです。体色は茶色がかった灰色で、目が大きく、長い尾が特徴です。
●カピバラ
南アメリカ原産のねずみで、陸上で生活する最大のねずみです。体長は約1.2?1.4m程度あり、水辺に生息していることが多く、泳ぎが得意です。
これらのねずみの種類以外にも、多くの種類が存在しています。
ねずみの習性
ねずみには様々な種類がありますが、以下に代表的なねずみの習性をいくつか挙げてみます。
●夜行性
多くのねずみは夜行性で、夜間に活動することが多いです。そのため、昼間には隠れた場所で休むことが多いです。
●雑食性
ねずみは基本的に雑食性で、果物や種子、昆虫や小動物などを食べます。食べ物が豊富な場所では、非常に繁殖力が高くなることが知られています。
●繁殖力が高い
ねずみは繁殖力が非常に高く、短期間で多数の子供を産むことができます。そのため、一度ねずみが発生すると、数が急激に増えてしまうことがあります。
●嗅覚が優れている
ねずみは嗅覚が優れており、食べ物や危険なものを嗅ぎ分けることができます。また、縄張りを主張する際にも嗅覚が重要な役割を果たします。
●細かい穴を通ることができる
ねずみは柔軟な体を持ち、細かい穴を通ることができます。そのため、建物の隙間や下水道などから侵入することがあります。
これらの習性を踏まえて、ねずみとの共存については、清潔な生活環境を維持し、食べ物をきちんと管理することが大切です。また、ねずみが発生した場合には、早期に対策を取ることが重要です。